つれづれ雑記帳

たいがい後ろ向きです。でも、新しいこともちょっとは好きです。
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旭山動物園日誌
先日、北海道の旭山動物園を訪れました。
独自の展示方法などで話題のこの動物園ですが、
絵本「あらしのよるに」の絵などでも知られるあべ弘士さんが
長年飼育係を勤めた動物園でもあります。

旭山動物園日誌
旭山動物園日誌 (1981年)
あべ弘士/出版工房ミル/1,575

<どことなくぎこちなさはあったが、
 それでも堂々と翔んでいった。
 いつもあの大きな体を
 もてあましていたヤツが、
 あんなにもりっぱに翔んでいった。
 「もう帰らんでもいいぞ」
 と一瞬思った。

 「オッ、オーイ!
  ペリカンが逃げたぞーッ?」>

ペリカン


動物が、とてもよいです。
動物の、記号としてではない「動物らしさ」、
擬人化ではない「人間らしさ(人間臭さ)」。
動物を見て、知っている、そういう本当の臭いがします。
長い時間を動物と過ごした飼育係さんならではの視線が、言葉が、
愛情とユーモアにあふれてとても面白いです。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
旭山動物園、とても楽しかったです。
動物たちはもちろんですが、
館内のそここを、あべさん手ずからと思われる壁画や
独特の書き文字から起こしたプレート、立体オブジェが彩っていて
なんだかものすごく贅沢。

旭川を訪れることがありましたら、
是非、足を伸ばしてみることをおすすめします。

シロクマ
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丘の上の人殺しの家
今日の一冊。
丘の上の人殺しの家 丘の上の人殺しの家
スズキ コージ、別役 実 他 (2005/09)
ブッキング

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(81年リブロポートから発刊されたものがブッキングから復刊)

<モントン村の西の丘の上に、人殺しの三兄弟が住んでいました。
 三人の悩みは、もう12年も、だれもお客さんが訪ねてきてくれないこと。
 さまざまな趣向をこらした殺し方のメニューを取りそろえてお待ちしているのに・・・
 人も殺さない人殺しなんて、お嫁さんも来てくれない!
 あの手この手でお客さんを呼ぼうと、三人は奮闘します。
 ナイーブでちょっと可笑しい、人殺したちの物語。>

別役実の童話は、真顔で吹かれる大ぼらのよう。とてもヘンなのだけれど、ついつい釣り込まれて、そのままポイッと投げ出される感じ。キツネにつままれたような読後感が癖になります。スズキコージとコンビの仕事が多く、奇妙でアイロニカルな世界観は切り離せないものになっていると思います。

吉祥寺トムズボックスでは、「スズキコージの生活の柄々展」開催中。
小品が中心でしたが、ギターの調べに乗って一斉に歌いだすようなごった煮エネルギーはガンガンに発散されてました。スズキコージさんの作品を見たあとは、いつも奇妙な旅をしてきたような気分になります。(馬車にガタガタ揺られてお尻が痛くなるような、ちょっとワイルドな旅。)

スズキコージ・別役実。どちらも「児童書読み」としては欠かせないふたり。
大好きなのです。
てんのくぎをうちにいったはりっこ
今日は雑誌イラストレーションの公募展の搬入に飯田橋へ。
搬入終えて日も高かったので、てくてく歩いて神保町までやってきました。
古書店の本には、価格の安さに加えて、その本に出会えた嬉しさ、
チャンスを逃すともう会えないかもしれない、危うい魅力があると思います。
そんな古書店が集合して町になっている神保町って危険な町です。
・・・要するに今日も重たい荷物作ってしまったわけですが。

今日の絵本。
(85年刊の簡易製本版を買いました。下記はハードカバーのこどものとも傑作選です。)
てんのくぎをうちにいったはりっこ
てんのくぎをうちにいったはりっこ
ほりうち せいいち、かんざわ としこ 他 (2003/03)
福音館書店

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<むかしむかし、空の丸天井が大揺れに揺れた。
 だれかが天の釘を打たないと、空が落ちてきて、この世はこっぱみじんになってしまう。
 そんなとき、小さなはりねずみのはりっこがさけんだ。
 「ぼくだ。ぼくが いく」>

神沢利子さんのリズミカルな語り口、堀内誠一さんのいきいきとした動物たちが、
もうすてきです。
ハンマーをかまえるはりっこの可愛らしくも雄雄しい表情が!
はりっこを送り出す熊のばあちゃんがまた、肝が据わって愛情たっぷりで、良いのです。
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